マクロの視点から自分を見た時、地球上の循環の中で自分が生きていることを想像できる。
ミクロの視点で内なる自分を見た時、細胞のひとつひとつが働いて、絶え間なく循環していることが分かる。
マクロの循環とミクロの循環は繋がっている。
この【循環】を信頼し、もともとの循環に戻していくことが良いのだと思う。
腐海の植物が環境を浄化していると知っていた「ナウシカ」のことを思い出します。
自然の動植物は無条件に、何の見返りも期待することなく、人間の暮らしを支えている。
けど、人間は互いに傷つけ合い、自然をもコントロールしようとする。
「こわくないよ」と完全な愛ですべてを受け入れようとする「ナウシカ」の姿は、あの映画を観たすべての人の心に残っていることと思います。
現実の地球上でも、同じように微生物や動植物が、何の見返りも期待することなく、環境をつくり続けてくれています。
私たちの体の中でも、たくさんの微生物、細胞、様々な臓器が無条件に助け合い、体の機能を維持してくれています。
地球上の生物はこの自然の循環の中で生きています。
お金や物の交換を条件として暮らしを成り立たせている動植物は人間の他にはいません。
お金や物を価値とし、交換条件の中で生きているというのは、自然界の循環から見たら説明のつかない、不自然な事実なのです。
文明が始まって以来、少しずつ、人間にとってあまりにも長い時間かけて営まれてきた「交換経済」を終わりにしていく必要があるのではないか。
無条件に助け合う【循環】に戻っていくことで、本来の幸せが見えてくるのではないか。
今現在も絶え間なく続いている、自然の【循環】を信頼しよう。
そして、自分の周りの【循環】を取り戻そう。
集落の最小単位である“家族”や、まちの最小である“ご近所”から、【循環】をつくっていけたら良いと考えています(^-^)