子育てってなんだ/子どもとの時間が限られていたら

1年ほど前、「はなちゃんのみそ汁」というドキュメンタリーを観る機会がありました。
乳がんを抱える千恵さんとご主人の信吾さん、そこに生まれたはなちゃんの3人のご家族を追った映画です。

千恵さんははなちゃんに、味噌汁の作り方を教えます。
「ムスメが一人でも強くたくましく生きていけるように」と願いを込めて。

 

写真家の幡野広志さんは、血液がんの患者です。
2017年に余命3年の宣告を受けた時、奥様はさっぱりと仕事を辞めたそう。
1歳だった息子さんは4歳に。“ジャンケン”を覚えた息子さんとの真剣勝負がほほえましい。
限られているかもしれない時間、自分の心に正直に、家族で過ごす今を大切に生きる幡野さんから教わることがたくさんあります。

 

「子育て」ってなんだろう。
もし、時間が限られていると知ったら。

一言一言が大事だから、子どもの声に耳を澄ます。
一瞬一瞬が大事だから、子どもの表情を温かく見つめる。
自分が持っているもので子どもに必要なこと、すべてを与える。
子どもを信頼し、自分の残りの時間をゆだねる。
子どもはその中で、安心と自分への信頼をつかんで欲しいと思う。

私はそんな感じです。
親として、どうありたいかがそのまま「子育て」になっちゃう感じ。
人として、どうありたいかも手放さず動ける限りは仕事を続けていると思う。
時間が限られていても、限られてなくても、あんまり変わらないのかもしれない。

今はお互い、元気に同じ家に暮らせているから、そのことに感謝して。
いつか来るかもしれない、お別れの時にも、笑顔で語り合える親子であれるよう、過ごしていきます。

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