個人のメディア|ちゅんちゅん新聞②

【ローカルメディアの研究】ちゅんちゅん新聞①の続き

「ちゅんちゅん新聞」は小学生が作っているとは思えないクォリティ。
文章力も、制作力も、かなりのレベルです。
ちゅんちゅんちゃんがどんな人なのかがとても気になり、実際にお会いしました。

 

実際のちゅんちゅんちゃんは、ふつうの小学4年生と変わらない子どもらしさがあり、決して大人びた人ではありませんでした。
話をするうちに、「子どもらしいからこそ、このような記事をかけるのだ」という思いになりました。


ちゅんちゅん新聞第19号より
「優生保護法」についての記事。純粋な目線で取材されています。

 

「優生保護問題の全面解決を目指す10.25 全国集会」の記事を書けるようになるまで1年かかったことについて、ちゅんちゅんちゃんはこのように記しています。
——————–
それは自分が世の中について、あまり理解していないから、わからないのだと思っていました。しかし、この法律には、色々とおかしいところがあったので、私は腑に落ちていなかったのです。
——————–

一般的には「知った」「分かった」と結論づけてしまう場面がいかに多いか。
むしろ、「知っている、分かっている、と言いたい」という強い気持ちが出てしまうのではないか。

ちゅんちゅんちゃんには、それがなく、真に純粋な状態。
「腑に落ちたから記事にする」
知りたかったり、表現したかったりという思いが消えない限り、いつか結論にたどり着くし、自分なりの答えが生まれてくる。
文章のクォリティについても、好きな本に多く触れる機会がある彼女が純粋なまま書くことが「文章力」になり、新聞の「制作力」にも繋がっているのだろうと思いました。

 

「ちゅんちゅん新聞」を通して、「純粋さ」は人に届くメディアを作り続けるために必要な要素なのではないかと感じました。

※「ちゅんちゅん新聞」の一部が見れるサイト↓
TRANSCENDENTAL MEDITATION
nagoya-meieki aichichita Center
Back numbers of chunchun’s newspaper

コメントは利用できません。

トトへのコンタクト

トトへのコンタクトはこちら