個人のメディア|ちゅんちゅん新聞①

ライター業に復帰して丸6年となり、改めて「メディア」の魅力を感じるようになってきています。
個人的にも「地域新聞」の制作を行って4年目。ローカルなメディアの可能性について考え、今後の活動を模索したいと思っています。

 

【ローカルメディアの研究】
最初の題材は「ちゅんちゅん新聞」。
ローカルではなくパーソナルなのですが…(;’∀’)
ホームスクーラーで小学4年生、名古屋市在住の「ちゅんちゅんちゃん」が作るこの新聞は現在第19号まで発行されていて、話題の選定、執筆、編集、レイアウト、制作まで、すべてちゅんちゅんちゃんが一人で行っています。


ちゅんちゅん新聞第4号より
「学校に行かない理由」という記事は、自身がインタビュアーとなる形で書かれています。

 

ちゅんちゅんちゃんが自由な設定で記事を作成。初めの頃は全国的なニュースが目立ち、最近のものは制作者の興味や身近な話題がメインとなってきていることが興味深い。一時は新聞づくりへの意欲が減少した時期もあり、「取材をするようになって、改めて新聞づくりが面白いと思うようになった」とのこと。
私が地域新聞づくりで感じていることと重なるものがあります。

ちゅんちゅん新聞第15号より
図書館の館長さん、音楽ユニット「ザ・ツリーボット」のおふたりと、ちゅんちゅんちゃん作の小説の読み聞かせをするイベントの告知。リアルなニュースが入ることで、紙面も生き生きしています。

 

この新聞は、ちゅんちゅんちゃんについて「周りの大人に知ってもらう」ことにも当然役立っています。
ご両親、おじいちゃんおばあちゃん、先生、地域の人…。
ちゅんちゅんちゃんが「自由に発信する」ことで、ありのままの彼女について、みんなも知ることができる。

情報を伝える、自分を伝える、2つの可能性を持っている新聞であると思いました。

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