2018年と2019年の2年間「にじいろ協働事業」のニュースレター「にじのたね」を担当させて頂きました。
ちょうど我が家のユタが不登校になって間もなくだったこともあり、「人権」について学ぶ最大の機会を頂いた2年間になりました。
LGBTと呼ばれる人たちが身近にいることを知りました。
その人たちも私たちと同じように暮らしていることを知りました。
不登校の我が子も普通に暮らしていました。
我が子が不登校になった時、身近にいるはずの仲間に出会うのは困難でした。
性的少数者の方々が置かれている状況と、不登校の我が子の状況は似ていると思いました。
我が子が訴えていることと、性的少数者の方々が訴えたいことは、とても似ていると思いました。
にじのたねの執筆にあたって「子どもの権利条約」について学び、性的少数者の方々や我が子が訴えたいことは、条約に書いてある「権利」についての話なのだと腑に落ちました。
自分たちがもともと多様であることを知らない私たちは、“異質”な人を知らないうちに排除している。
排除されるのがこわいから、“異質”であることを隠そうとする。
「ありのままの自分」を出せなくなる環境は、こうやって作られるのだと学びました。
「多様な性」の当事者から教わった学びは、本当にたくさんありました。
地域の宝をみんなで育てる時、社会をみんなで作っていく時、「多様性」を当たり前に考えていこう。今なら、心からそう思えます。
ニュースレター「にじのたね」はご好評いただき、なんと「総集編」まで作らせて頂きました。
学校現場や地域で、多様な性が理解されていくために活用されていくことと思います。
また、エル・パーク仙台、仙台市市民活動サポートセンターにも設置されたようですので、ぜひお手に取って下さい。
「にじのたねvol.1~vol.2」は仙台市サイト「多様な性のあり方」のページの中で見ることができますので、ぜひそちらもご利用下さい。
自分の中の“無意識の偏見”と戦いながら、ほんとうに苦労して書き上げた記事ばかりなので、総集編のお話しを頂いた時はとても嬉しかった。
このご縁を繋いで頂き、総集編のマンガも寄稿いただいたノンフィクション漫画家の井上きみどりさん、にじいろ協働事業代表を務めた東北HIVコミュニケーションズ小浜さんはじめ、社会をより良くしていきたい方々の繋がりに、仕事を通じて入れて頂けることは、ほんとうに素晴らしい体験でした。
アフターコロナの働き方は、きっとこんなふうに繋がっていくのだろうと思います。
自分の大切にしたいことを発信し続け、これからもいっそう、「巻き込んで頂ける人生」にしていきたいです(^-^)☆