義務教育卒業という達成

主に家で過ごすことを選択し、中1の冬から不登校生になったユタが本日義務教育を卒業しました。
姉のチイが卒業する時も感じましたが、『義務教育卒業』は親としても大きな達成感があります。

「君たちは自由だ!」とさけびたい感覚。
チイが小2の時から10年間、子ども会やPTAで途切れることなく役割を持ち続けてきた自分にとっても、今回は「自由になる感覚」がかなりあります。

祝辞や答辞などでも「羽ばたく」なんて言葉が使われることも多いですね。
自由、開放、未来へ進む… 義務教育終了することで得られるこの感覚、学校生活に【閉塞感】があったことを物語っているなーと思います。

そんな環境で、子ども達も、先生も、本当に頑張っている。それを9年間で痛感します。よく頑張ったね、と子ども達を褒めたいし、先生たちにも感謝の気持ちいっぱい。
子ども達は卒業がありますが、先生たちは送りだしたらまた次のサイクルが始まる。
日本の義務教育はそんな繰り返しをするという環境です。

 

これを当たり前と捉えるか、疑問に思うかで日本の未来は変わるように思います。
子ども達は、そして私たちは生まれながらにして自由ではないのか。
好きな時に解放感を味わい、自分のタイミングで未来に進んだり羽ばたいたりしても良いのではないか。
達成感を親子や同級生で味わう卒業式をどう取り扱い、自分がどのように参加したいかを、当事者である子ども達が考えたり、家族と学校が一緒に考えたりしても良かったのではないか。

…当事者である卒業生が置き去りになりかけた(置き去りにされた)今回の卒業式。
卒園時も東日本大震災があった学年でもあり、まさかの2度目の大当たり! ママ友たちと卒業式に参加できない切なさを分かち合いました。
本当にたくさんの思いや考えが国中で溢れ、時代の変わり目であることを痛感した卒業式となりました。

ところで、張り切って朝7時に登校し、クラスの皆を驚かせることに成功した我が家のユタ。
なかなか満足な一日だったようで結果オーライ!
立派に育った同級生の皆と共に、新しい時代に向かって羽ばたいてくれることを心から願います。

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