ふたりの高校生が常に家にいる暮らし

チイが高校を卒業して社会人になり、間もなく1年になります。

社会人といっても“フリーター”なので、就職した同級生に比べたら、自由な生活です。
学生でもない、会社員でもない、とはいえ、生活費の一部を賄うという一定の責任を課せられた暮らしにそれなりの自覚をもって取り組んでくれていて、頼もしく感じています。

 

チイは中学を卒業した後、「全日制通信制高校」の声優コースに入学。
2年生の冬までは毎日通学し、演技や声優のレッスンと勉強をこなし、週末はイベントのアクターとしてバイトをするという、“働く高校生”を頑張っていました。

中学1年の秋から学校に通わないことを選択したユタは高校に進学するかどうかから悩みに悩み、通信制高校の説明会で出会ったある高校のキャンパス長に親近感を感じ、ここなら通えると「全日制通信制高校」普通コースを選び入学しました。

 

“働く高校生”だったチイは、社会を垣間見ながら高校に通う中で、学校のあり方に対して感じていた強い疑問がぬぐい切れず、3年生の進級間近でWEBコースに変更。勉強は自宅ですることになりました。

ユタは希望を持って入学しましたが、残念ながら時はコロナ禍。同級生や先生とのコミュニケーションは不十分で、自然と自宅で過ごすことが多くなっていき、2年生進級時は結局WEBコースに変更しました。

 

こうして我が家の高校生たちは、約一年、ふたり一緒にほぼ自宅で過ごしました。
チイのイベントバイトも無くなって、まさにステイホームの日々。
コロナ禍では、多くのご家族がステイホームを経験したことと思いますが、中学からユタの不登校を経験していたわが家にとっては大きな葛藤などはなく、自然体で過ごせる日々でもありました。

大学進学を考えていない16歳、18歳のふたり。社会人になるための心・体の準備について真剣に考えていました。
自宅で学ぶわけですが、勉強の進行状況に関しても親はノータッチでした。私としては穏やかな日常であればいい。ふたりが心から笑顔であればいい。心からの笑顔でない、という時だけ、そのことについて尋ねます。
いつでもリビングで仕事をしている私と会話をすることも日常的な風景でした。

穏やかに過ごし、よく噛んでゆっくり食事をし、家族みんなが心地良く過ごせる範囲で個人は自由に過ごす。

チイが社会人になった今もわが家の日常はあんまり変わりませんが、ふたりの高校生が常に家にいる暮らしはなかなか楽しいものでした。
★わが家の「子育ち」の話はこちら⇒ライブラリー「子育ち」

 

ユタは今年高校3年生。チイは20歳になります。
4月からの民法改正で、ふたり一緒に成人になる今年。そろそろこの日常も変わっていきそうです。

 

そんなふたりにいろいろ質問して頂けるトライアルイベントを企画しました★
「トト.ライティング 進路Café-トライアル‐」
■通信制高校の体験談
2022年2月23日(水・祝)11:00~13:00
会場;トト.ライティングサロン(オンライン参加も受付けます)
参加費:ミニランチ+お茶付き500円

お子さんの進路として「通信制高校」が気になってる、という方はぜひご参加ください。
話が長くなってもいいようにミニランチを準備したいと思います♪
お時間許す方は、ゆっくりお話ししましょうね(*^^*)

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