新しい日常は少し巻き戻して考える

新しい日常がはじまりました。
さて、どうやって暮らしていくのか。
さて、どうやって学ぶのか。
さて、どうやって働くのか。。。

私自身はフリーランス+パラレルワーク、旦那さんは療養+主夫+part timeジョブ、チイは全日制コースからWEBコースに、ユタは不登校中学生から通信制高校に…
ひと足早く「ウィズコロナ・アフターコロナ」のような暮らしをしてきた我が家が、なぜこのような選択になったのかと巻き戻して考えると、少し遡って東日本大震災にたどり着きます。

 

東日本大震災はチイが小2、ユタが保育所卒業という時に起こりました。
内陸、山沿いで被害の少なかった私たちの地域でしたが、子ども達を預かり合ったり、夕食やお風呂をシェアしたり、水を届けたり届けられたりしながら、地域で力を合わせる数カ月を過ごしました。
仕事や学校からも、数字に追いかけられたり、過剰な活動を強要されない日々。家族が顔を合わせ、一緒に食事をし、早く床につくことができました。

ライフラインの復旧と共に「戻った日常」は、今思うと望んでいない日常でした。

私は当時の仕事を続ける未来を想像できなくなり、旦那さんは神経が病みました。
幼いチイとユタは、義務教育というシステムに疑問を感じ続けていました。

私たちはひと足早く限界を感じ、そこから逃げて、自分を解放することを優先した。
その結果、それぞれが選択したのが、パラレルワークであり、主夫であり、不登校であり、通信制で学ぶことだった。
そんな感じです。

私たちに起こったことが、今、社会全体で起こっているのではないか。「新しい日常」がこのまま続いていくことを、もしかすると多くの人が望んでいるのではないか。
悲しい別れや、医療に携わる人々の努力の傍らで、地球が歓びを取り戻しているという事実もある。
個々が自立しながら、相互依存を取り戻し、震災の時のような交流を「新しい日常」とすることができる可能性も日々高まっています。

私たちが本当に望む「日常」を作っていけるよう、自分ができることを着実にやっていきたいと感じています。

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