対立する正しさとどう折り合うか

アメリカ大統領選挙、菅内閣のコロナ対策だけでなく、大きな話題、小さな話題、様々な場面で【正しさ】についてのせめぎ合いが見られます。
信頼している情報をいくつか持っていても、方向性が重ならなかったり、賛否が異なることも多々あり、そんな時、自分の中でどう判断するか悩みます。

だんだんわかってきたことは、物事は複雑であり、それぞれに正しい可能性があるということです。

 

仙台男女共同参画財団による「男女共同参画推進せんだいフォーラム2020/オンライン企画・コロナ後を生きるヒント」は、その複雑さをわかりやすくまとめていて、大変参考になりました。
男女共同参画推進せんだいフォーラム | せんだい男女共同参画財団 (sendai-l.jp)
国の歴史、世界の歴史、男女の役割、個人の社会的任務、個人が育った時代や環境…一人一人が全然違う。【正しさ】にこだわることで、どこまでも不平等が続き、部分的な問題解決しかできないのだということがわかります。
12月25日17時まで視聴できるということなので、ぜひご覧ください。

私としては「対立する正義を議論し合うために、複雑さに耐えることが必要」というお話が最も響きました。
複雑さに嫌悪感すら覚え、物事を単純化しようとしたり、一方的な議論に終始してしまう私たち。「どちらも正しいのかもしれない」という視座に立って、じゃあ、私たちはどうするのか、という話し合いになる必要があるのですね。

そんな思いで、今、世の中で起こっていることを見ると景色が変わってきます。
複雑な世界はきっと複雑なまま着地に向かうのです。その着地の仕方は、個々の思いありきで、誰か一部の人が決めるものではないのだと、強く感じ始めています(^-^)

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