今日はトライアルイベント「進路Café」を行いました。
ホームスクーラーと経験者のご家族、7組にご参加いただき、個人的にはあっという間に感じた1時間半。
今回の資料作成をした際、また皆さんとの交流会の中で、チイとユタの義務教育や通信制高校体験を振り返ることもできました。
■わが家の通信制高校体験談
やりたいことが学べる学校として、通信制高校の声優コースを選択。働く高校生として過ごしていた時期もあった、現在社会人のチイ。
紆余曲折あり2年次の後半以降はWEBコースに変更。コロナ禍、在宅で過ごした1年間は「ずっと疑問だらけだった学校生活からやっと逃れられた1年」となり、それまで必死で頑張り続けてきたことを複雑に感じたと話しました。
不登校生活約2年半、高校進学自体を迷っていた現在2年生のユタ。
キャンパス長との出会いで進学を決意し、高校生活に期待して通学コースに入学するもコロナ禍。彼なりにモチベーションの維持を模索しましたが現実的にはなかなか難しく、高校生活を続けるかかなり迷いました。「社会に出る覚悟はできなかったので継続することにした」と正直な告白をしつつ、WEBコースに変更して過ごした今年の話もしていました。
「柔軟にコース変更できる、WEBコースなら時間にかなりの余裕があるなど、自由な時間が担保されること」が通信制高校の魅力と感じている母親の私。
不登校、登校に関わらず、義務教育の期間、子どもたちの自由はかなり制限されていて、親も不自由であると強く感じていたのですが、「子どもとして大人に守られている存在のまま、自由な時間を得られる高校3年間は貴重。通信制高校を選択することは親子ともに自由を得られると感じる」とお伝えしました。
■進路について考える交流会
後半は、参加者も、私たちも、それぞれに思いや疑問を出し合いました。
場に参加した誰もが正直な言葉で話していて、もっともっと皆さんの話を聞いてみたい気持ちになりながらも短めに区切り、順番にお話して頂きました。チイとユタが、皆さんのお話に前のめりで応じる場面もありました。
「皆さん安定感があった」私たち親子の感想は共通でした。
交流会の時間内では進路について考えるというところまでは行かなかったのですが、どなたのお話からも「自然な流れに任せられる」というベースがあることが伝わり、さすがだなーと感じました。
体験談の中では、2校のシステム、学費と支払いの方法について比較もお伝えしたのですが、「学校によって随分違いがある」というのは、皆さんにとって共通の印象だったようです。
私自身、資料を作りながら気づいたことがたくさんあり、子どもたちに伝えると「違う選択もあったかも」という話もありました。
とはいえ、親子で葛藤を乗り越えながら、その時の最善と思われる決断をして進んできたという気持ちはあり。
後々の失敗談になることも覚悟しつつ、残すところ1年となった高校生活も「ネタ作り」は続いていくのだと思います。
ユタも卒業して、ふたりが揃って社会人になったら、今度は就活の失敗談、成功秘話も含めて、新ネタをお伝えできたらいいなーと思いました(*^^)v