働くこと、仕事について、改めて考えています。
これまでは、できること、得意なことを仕事にすることが良いこととされてきました。また、できそうなことを人は選ぶし、無理なことにはなかなか挑戦しにくいものです。
そもそも、無理なことに挑戦するよりはできる範囲でとか、今目の前にあることを頑張る、というのが一般的な「働き方」だろうと思います。
これだけ変化の激しい時代になり、今自分が得ている職業が永続的に続くか分からない、今までうらやまれていた職業が消えていく現実も見えてきた、なんてことになってきているので、職業観の揺らぎが多くの人に広がっています。
私も例にもれず、「どうしていくんだろう、自分」を模索している状態が続いています。
今日はぼんやりする時間もあり、ずっと前に興味本位で買った、投資家・起業家ピーター・ティールの「ZERO to ONE」を開いてみました。
“君はゼロから何を生み出せるか”という副題に、少し揺さぶられるものもありました。そして、「賛成する人がほとんどいない、大切な真実は何だろう」ということを、ティールさんは働こうとする人々に問います。
糸井さんとの対談ではこんなことも言っています。「自分とそっくりな人たちとの競争を避ける。」
どちらも、なかなか衝撃的な問い、答えです。
2014年の著書なのですが、ティールさんのそんな“目の付けどころ”に魅力を感じて、ずっとリビングの本棚に並べています。
逃げる、ということを非難する人もいます。続けない、ということを人格的に否定されることもあります。でも、ティールさんは「失敗を引きずらず、さっさと次に進むこと」が重要であると言い切ります。久々に本を開き、スカッとした感じがしました。
そして、ふっとある言葉が降ってきました。「できる、できない、の真ん中。」
できることだけを続ける、できないことに手をつけない、ではなく、真ん中を見る。
人生の棚卸しをする中で見えてきた自分のスキルや経験があったのですが、その中でいくつか次につなげられそうなことがありました。でも、あえて今から?とか、それホントに必要?とか、今までのこれはどうするの?みたいな問いにぐるぐるしてきましたが、その中に“自分にとっての真ん中”があることに気付きました。
今すぐはできないけど、少し頑張ったり、準備を整えたりすればチャレンジできるもうひとつのステージ。きっとそこが“真ん中”だ!と。
真ん中を追いかける、なかなか新しい感じでいいかもしれない。
ぐるぐるを続けてきましたが、できるを続けながら、新しく真ん中にもチャレンジして自分を広げてみよう!と思うことができました(^-^)
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