ライターとしての私の日常

ライターというと分かりやすいのですが、実は専門にライティングの勉強をしたことはなく、20代は主に編集者として仕事をしていました。

媒体は主に雑誌。ネットの仕事も少しはありましたが、当時はまだ紙が主流で、本の構成をどうするか、どんな企画の特集にするか、などペンを走らせながらやる仕事。美術を学んでいた自分としては、そのような編集もして、取材や執筆もして、自分が関わった本が書店に並ぶ喜びは大きかった。
モノを作る喜びはいつまでも体に残っていて、復帰のラストチャンスと感じた2017年に決意した、という感じでした。

 

12年のブランクは大きく、スキルの回復はかなり難しい状態でした。加えて前職を整理する作業に想像以上の労力がかかり、トト.ライティングを始める際は疲労困憊の状況。クライアントに迷惑をかけながらのスタートとなりました。
仕事をくれたり、紹介してもらったり、細やかなアドバイスをしてくれたり。かつてともに仕事をしていた仲間やクライアントが復帰を後押ししてくれたことは、一生感謝です。私もしんどい身体を動かしながらなんとかそれに応え、技術も徐々に回復してきました。決して高いスキルを持ち合わせていない私ですが、ご縁のおかげでなんとか仕事をさせて頂いています。

 

20代の時と違うのは、すべての経験が活かされているなーと思う場面がいっぱいあることです。
できない自分にがっかりすることがあっても、次の仕事を頂くと「あの経験が活かせる」とまた奮起できます。技術だけではできないことも、人生経験を積んだことで「良い仕事」に繋げられる。
おかげさまで、勇気を出して復帰してよかった!と感じられることはたくさんあります。

ライティングや編集はトト.ライティングの業務のひとつですが、私にとって喜びの大きいお仕事。リビングで仕事をする私を見て、子どもたちも「良いな」と思ってくれているようです。
このスキルが地域活動で活かされる場面も増えてきているので、【プロボノ※】として活躍できたらいいな、という思いもあります。
ライター業を通して「仕事とプライベートが溶け合う日常」を実現していきたいと思っています。

 

※プロボノ=自らの専門知識や保有しているスキルを社会貢献に活かすこと

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